函館市は10月1日に、妊娠や出産、子育てなど女性が抱える悩みに対応するワンストップ窓口「マザーズ・サポート・ステーション」を市総合保健センター内(五稜郭町23)に開設する助産師、保健師の資格を持つ専任の母子保健相談員が、同センターに妊娠届出書を提出した全市民を対象に相談面接を行うほか、電話やメールを通じて相談を受け付ける出産前後にわたる切れ目のない育児支援につなげる
窓口は同センター1階に設置し、天井には「マザーズ・サポート・ステーション」と書かれたピンク色のパネルが取り付けられた面接では「妊娠中や出産後に相談できる人はいますか」「妊娠中の体調」「経済面の不安があるか」などを聞くアンケートを実施回答に沿いながら相談員が妊婦の悩みを聞き、アドバイスするほか、若年出産など経過の観察が必要な場合は、市の母子保健課が対応を引き継ぐ
窓口には子育てに関するパンフレットやリーフレットを用意また、出産前後の相談に対応する窓口を一元化したことで、子育てと仕事の両立など他部署にかかる場合も、担当部署を迅速に紹介することが可能となる
昨年度、妊娠届出書の提出後、母子健康手帳を交付した市民1798人(再交付を含む)のうち、34・5%にあたる620人が同センターで受け付けしている窓口業務を行う専任の女性相談員は「ぜひ総合保健センターで受け付けを行い、面接を受けてほしいゆっくりと時間をかけて相談に乗りたい」と話し、利用を呼び掛けている
問い合わせは同窓口(?0138・32・1565)ファクス(32・1506)、メール(mothers@city.hakodate.hokkaido.jp)での相談も可能(蝦名達也)