関東、東北の大雨の影響でJR東北線などで運転見合わせや道路冠水、土砂崩れなどが続き、道内と本州を結ぶ物流に遅れが生じ、書籍や郵便物、農作物の輸送に影響が出ている商品を扱う関係者は配達遅延の問い合わせや輸送経路の変更など、対応に追われた
函館中央郵便局によると、10~11日昼ごろまでの市内から本州への配送は一部地域で遅れが発生するが、11日夕方以降の郵便物は通常通りを予定12日に道外から到着予定の郵便物は多少の遅れを見込んでいるという
コンビニエンスストア・ローソン函館追分町店(追分町、麓清子店長)では11日未明、書類販売コーナーに張り紙で発売の延期を告知入荷はJR貨物の運行状況に左右されるが、「本州の災害を把握した上で、お客様も理解してくれているので大きな混乱はない」(麓店長)函館蔦屋書店(石川町)では、11日入荷予定の雑誌や書籍などが届かなかったため、同日に販売予定の商品は12日になり、12日以降に到着予定の商品は未定という
Aコープ厚沢部店(厚沢部町)の瀬戸仁店長(48)は「この時期はトウモロコシやメークイン、メロンの配送が多くなるが、送っても途中で止まったり、1~2日遅れたりしている状況でお客様に迷惑が掛かっている」と話す
JR貨物によると、10~11の両日で貨物列車計72本に遅れや運休が発生し、12日も少なくとも40本に影響が出るというJR東日本によると、全線復旧は未定という