函館市と人気ロックバンド「GLAY」がタイアップした体験型イベント「GLAYと宝探し」が終了した7月18日から9月6日の期間中、宝箱の発見報告者は7866人で、市が想定した7000人を上回った市観光部はイベントの集客効果を約1万9600人と推計し、「ファンだけではなく、函館に来た多くの観光客にも楽しんでもらえた」としている
函館アリーナでのこけら落とし公演(7月25、26日)に合わせて企画されたイベント市内には4つの宝箱が隠され、2つ以上の発見で抽選参加権が得られた市の集計では、91・8%が全4問のキーワードを発見して報告した
アリーナライブ2日目の7月26日には1400人、同27日に1109人が報告週末を中心に参加者が増える傾向にあり、最終日の今月6日も252人が報告した市コンベンション推進課は「多くの人が4カ所を回り、滞在時間の延長やイベント参加中の消費にもつながった」と評価する
アンケートの回答も満足度は高く、GLAYファン以外にも、函館到着後にポスターなどで知った観光客が参加した例もあった主要観光スポットを楽しみながら回ることができる着地型イベントとして効果的だったと評価できる一方で、GLAYの全面協力による話題性が集客につながった面も否定できない同課は「函館の魅力を体感してもらうことができ、リピーターとしてまた訪れてくれることを期待してる事業の検証を進めたい」としている(今井正一)