函館市本町の市電五稜郭公園前電停の改築に向けて、市企業局交通部は9月1日に湯の川方面行きの仮設電停の供用を開始する新電停の完成は11月下旬を予定し、仮設電停は現在地より80メートル湯川方向のホテルネッツ前に設置工事期間中も函館駅前方面行きは既存電停を使用し、運行ダイヤに変更はない
市中心市街地活性化基本計画の事業で、昨年11月に完成した函館駅前電停と同規格で、白を基調とした鉄製の防護壁と上屋を整備ホームの延長は30メートルで変わらず、有効幅員は1・5メートルを確保し、既存電停の幅員(1・0~1・3メートル)よりも広く、バリアフリー対応となる
現在、双方向の電停は対面式だが、改築工事後は湯の川方面が現在地、駅前方面は50メートル湯川寄りの本町市場前に変更となる11月下旬に新電停の供用開始を予定仮設電停と駅前方面の既存電停を解体し、工事が終了する同部施設課は「工事期間中は利用者にご迷惑を掛ける電停を利用するときは車道を歩かず、必ず横断歩道を使用してほしい」としている
中活計画では、駅前と五稜郭公園前間の各電停もリニューアルする方針だが、両電停の整備費は資材高騰や労務単価の上昇を受けて、事業費が膨らんだ本年度は通院者などの乗降客数が多い中央病院前電停の改築に向けた実施設計費を計上している外観イメージは駅前電停を踏襲するが、市は整備費の抑制も合わせて検討している(今井正一)