18日開幕する市民創作函館野外劇の公演に向け、出演者が仕上げのけいこに励んでいる例年舞台として使用している国の特別史跡・五稜郭跡は、崩落した堀の石垣修復工事が行われているため、五稜郭タワーアトリウムなどに舞台を移して、8月16日まで計11日間上演する\n
28回目の今回、初めて五稜郭の堀以外で開催函館の歴史絵巻を上演する基本的なストーリーに変更はないが、75分間の上演時間を40分程度に短縮1日2回公演とした
舞台は同アトリウムのほか、50メートルほど離れた屋外の五稜郭公園一ノ橋付近広場も活用前半をアトリウムで繰り広げ、見どころの一つとなっている箱館戦争のシ?ンから屋外へ移り上演する
今回の公演は、長年野外劇にかかわったキャストやスタッフによる実行委員会が主催し、投げ銭方式の募金公演とする劇には100~150人が出演する
3月上旬にキャストのオーディションを行い、配役を決定6月上旬の総決起集会で士気を高め、けいこを重ねてきた16、17日の夜、ゲネプロ(総合練習)を行い本番を迎える
実行委の三井大樹委員長(54)は「今までと異なり初めての試みばかりだが、皆で力を合わせてここまできた楽しみ」と話す
18日以降の公演日は19、20、25、26日、8月1、2、8、9、15、16日上演時間は午後2時からと同3時半から
問い合わせはNPO法人市民創作「函館野外劇」の会(TEL0138・56・8601)へ(鈴木潤)