設立30年を迎えた函館市女性会議(佐々木香会長)は12日午後0時半から、ドキュメンタリー映画「何を怖れるフェミニズムを生きた女たち」(松井久子監督、111分)をロワジールホテル函館(若松町14)で上映する佐々木会長は「女性がより生きやすい社会のあり方を探るきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛ける
同会議は1986年、女性の地位向上と男女共同参画社会の形成、市のまちづくりへの貢献を目指し設立「函館家庭生活カウンセラークラブ」など市内の7団体で構成する
映画は、1970年ごろに始まった女性解放運動を背景に、世の女性を励ます先頭に立ってきた60~80代のフェミニスト15人の証言を記録現在もさまざまな形で続く活動を松井監督が追っている
上映会は今年1月、映画の製作費の支援を呼び掛けるチラシを手にした富樫絹子副会長が松井監督と連絡を取り合い実現同会議が年に1回開く「はこだて・女性大会」は、これまで講演会がメーンだったが、節目の記念事業として初めて上映会を行うことに決めた
4月に札幌で開かれた上映会に参加した佐々木会長は「私たちが伝えたいことが全て詰まっていると感銘を受けた次世代を担う若者にもぜひ見てほしい」と語る
上映後、松井監督のシネマトークや、松井監督の書籍を購入した人を対象にサイン会を行うチケットは一般1000円、学生800円市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で取り扱うほか、当日券も用意する問い合わせは佐々木会長(電話0138・46・3762)へ(稲船優香)