函館市は3日、2015年の市功労者に元函館市恵山消防団長の竹内力雄氏(80)と函館市身体障害者福祉団体連合会会長の佐藤秀臣氏(67)の2人が決まったと発表した8月1日に市民会館で表彰式を開き、市勢発展に尽力した2氏の功績をたたえる
竹内氏は漁業に従事する傍ら、1969年に旧尻岸内町消防団員となり、2011年まで42年間、消防団活動に従事94年からは旧戸井町から旧砂原町にかけての6町村で構成した旧渡島東部消防事務組合恵山消防団長を務め、火災や自然災害から地域住民の安全を守り、防火思想の普及啓発や後進の指導にも力を注いだ保護司や民生委員・児童委員としても活動し、社会福祉の増進に尽力した
佐藤氏は93年から北海道難病連に勤務し、現在は社会福祉法人かいせいの役員や難病連函館支部長などを務め、昨年からは道身体障害者福祉協会の副会長を務める市障がい者基本計画など、市の障害者福祉にかかわるすべての計画策定に携わり、施策推進に大きく貢献97年に設立した函館クリーン環境事業運営協力会の会長として、市リサイクルセンターにおける障害者雇用を支援し続けている
市功労者表彰は、市の教育、産業経済、保健衛生などで顕著な活動をしている市民を表彰6月22日に開いた工藤寿樹市長ら7人の委員で構成する表彰審議委員会で決定した昨年までに616個人、10団体を表彰している(今井正一)