【松前】高校の書道部員たちが音楽に合わせ、縦4メートル、横6メートルの紙の上でダイナミックに筆をふるう「第8回金子鷗亭記念書道パフォーマンス」(文化の香り漂う書のまちづくり推進協議会主催)が12日、松前町民総合センターで開かれた。道南、旭川、青森から12校が出場し、趣向を凝らしたパフォーマンスを披露した。
町出身の書家金子鷗亭にちなみ2011年から毎年開催しており、今年は地元の松前高、初参加の旭川南高をはじめ、函館大妻、江差、函館西、函館中部、函館白百合学園、南茅部、函館遺愛女子、桧山北、市立函館、弘前実業の各高校書道部が出場。ダンスや手拍子なども取り入れて、力いっぱいに演じた。
また、特別参加として地元の松城小学校書道クラブと松前中学校書道班の児童生徒も元気なパフォーマンスを披露。中盤にはゲストの書家、川合玄鳳氏による席上揮毫(きごう)も行われた。
旭川南高の書道部長、加藤明日花さん(3年)は「初めて見る道南の各校のパフォーマンスは、衣装や振付が華やかで圧倒されました」と話し、「これから書道部のみんなで松前観光を楽しみます」と目を輝かせていた。(神部 造)