函館市南茅部地区の一大イベント「第34回南かやべひろめ舟祭り」(実行委主催)が、8日午前9時から臼尻漁港(臼尻町)で開かれる。今年から漁港内でのいさり火パレード(昼・夜の部)は行わず、いさり火船6隻のお披露目のみとなるが、メインの舟こぎ競争や、函館真昆布コーナーなど盛りだくさんの内容を用意している。
「ひろめ」は、南茅部特産のコンブの呼称。祭りは6月の第2土曜に開催し、豊かな海の恵みと漁港に感謝するとともに、豊漁を祈願する。
舟こぎ競争は、ひろめ舟祭り杯、定置漁業協会長杯、共愛会理事長杯(初心者対抗戦)の3部門で、計9レースに38チームが出場予定。定置漁業協会長杯は昨年がクロマグロの混獲問題で参加自粛、おととしが雨天で中止となっており、2016年以来の開催となる。
函館真昆布コーナーは、1回500円で詰め放題をはじめ、浜鍋(1杯100円、500食限定)、真昆布ふりかけご飯セット(200円、100食限定)の提供、真昆布だし試飲コーナーも設ける。
このほか、芸能発表会、ひろめソーラン踊りの披露、HBCラジオ公開録音(歌と笑いのステージショー)、花火などがある。午後8時まで。
少雨決行、荒天時はプログラムを変更して市南茅部スポーツセンターで開催する。問い合わせは、事務局の南茅部支所産業建設課(0138・25・5119)へ。(山崎大和)