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坂本直道の史料、末永く保管を 郷士坂本家十代・匡弘さんが龍馬記念館に寄託

 坂本龍馬のおいの子孫である郷士坂本家十代当主の坂本匡弘さん(56)が2月27日、同家六代当主で南満州鉄道(満鉄)参与を務めた坂本直道氏(1892~1972年)が保管していた文書や写真など約100点の史料を、北海道坂本龍馬記念館(函館市末広町、林洋二館長)に寄託した。
 直道は郷士坂本家五代当主・直寛の長男として高知県に生まれた。20年近く満鉄に勤め、フランス・パリ駐在も経験。1933年にスイス・ジュネーブで開かれた国連会議では、同じく満鉄出身で日本全権の松岡洋右の随員として補佐役にあたった。39年の第二次世界大戦開戦後は日米関係の悪化から、戦争回避を目指して軍部や政界実力者への文書活動に力を注いだ。
 史料は直道の親族宅に保管され、昨年9月末に匡弘さんが入手。「大切に保管してもらいたい」と同記念館への寄託を決めた。史料には日仏の文化交流発展のため、現地で日本を紹介したものや開戦後の41年1月に当時の外相、松岡宛てに日米関係の改善を薦めた意見書などがみられる。「史料すべてに目を通せていないが、歴史的に貴重な事実が見つかるかもしれない。末永く保管してほしい」と匡弘さん。
 今後は資料を整理し、目録にまとめる予定で、林館長(61)は「戦争を回避しようと動いた直道の精神は薩長同盟を進めた龍馬ともつながるものがある。信頼のもと記念館に預けてくれたことを誇りに思う」とし「今後は坂本家に関連する史料だけでなく、記憶を後世につないでいくため、戦争遺品など歴史的な史料の保管・管理も進めていきたい」と話している。(飯尾遼太)










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