人気ロックバンド「スターダスト☆レビュー」のコンサート「スタ☆レビ日本百景濃縮ライブ 観てよ 聴いてよ 120分」が17日、国特別史跡五稜郭跡の野外特設ステージで開かれた。星形の城郭から星空に向かって円熟のバンドサウンドが響き渡った。
産経新聞社の主催で明治150年と北海道命名150年を記念した特別ライブの第2弾。ステージに登場したボーカルの根本要さんは、6日発生の胆振東部地震に触れて「明日から前に向かう力になるのならライブをやりたい」と、今回の収益の一部を義援金とすることを約束。観客は大きな拍手を送った。
1981年のデビュー以来、函館でのライブは3回目で、「雄大な五稜郭にふさわしい曲をたくさん用意した」とし、アカペラ曲でライブがスタート。90年代にかけての名曲「夢伝説」「木蘭の涙」や、最新アルバムから「世界はいつも夜明け前」なども演奏した。
根本さんとメンバーとのトークも弾み、舞台の星形を見ながら「スタレビのために星まで用意してくれてありがたいと思ったら、五稜郭だった。星と関係ない山崎(まさよし)君の時からあった」などと、会場を沸かせていた。(今井正一)