臥牛山5月2日・ブレークする料理とは
札幌大通公園で「とうきびワゴン」が始まり、観光シーズンの到来を感じさせている。本州出身なので来函時は「とうきび」が分からず、「サトウキビって南国じゃないの」と言ったら笑われた。「キミ」も同じ食べ物だとは分からなかった▼函館はお花見シーズン真っ盛り。函館公園は屋台がずらりと並び、手ぶらで行っても十分に飲食が楽しめる。そんな中で今年知ったのは「豆」。ふかしていて柔らかく、酒のつまみに、おやつに良い▼これが同公園の名物だという。豆のうま味を生かした看板通りの「昔懐かしい」味で、あっという間にたいらげた。函館に来て13年、隠れた名品を見つけた気分だった▼世界で豆を使った料理は歴史が古く、特にアジアは多彩にある。これならあらゆる国の観光客が喜び「とうきびワゴン」並みの好評になるのでは、と感じたが、函館公園は地元客がほとんど。ならば駅や空港で販売しても面白いのでは…▼地元とっては普通に感じるが、観光客や転勤族からすると新鮮に感じるものは各地にたくさん埋もれている。そういった品やご当地ならではの食べ方を紹介する番組も多い。新幹線新時代に乗っかって、ブレークしそうな逸品を探してみたい。(R)