臥牛山3月23日・新幹線は安全運転を
函館駅前で北海道から九州まで「つながるニッポン祭り」を開催、上空ではブルーインパルスの飛行、松前藩が参勤交代の際に上げた「のろし」を再現。市電も無料運転。開幕戦と重なる日本ハムも「H5系」のユニホームに一新▼北海道新幹線開業の26日に函館、北斗両市をはじめ、沿線自治体が総力を挙げて展開する祝賀イベント。GLAYは言う。「人を運ぶだけではなく、新しい経済圏をつくり、各地の文化を伝える役割を持つ」と▼「あらしのなかに泣き叫ぶ 汽笛も絶えし 洞爺丸~」。青函トンネル建設の契機は、洞爺丸台風による大惨事だった。40年前の毎分85トンという最大の出水事故(3キロ水没)を乗り越え24年かけ完成▼工事従事者は延べ1370万人。出水や崩落などで34人が殉職。事故のたび、取材に駆けつけた。新幹線の開業で「スーパー白鳥」など在来線列車が廃止、秘境の無人駅もなくなるのが寂しい▼青函トンネルは新幹線用に設備切り替えのため、開業前日まで休業。もし事故が起きたら深い海底だけに大惨事につながる。銀河鉄道999には「不注意で停車駅以外の場所に停車した乗務員は分解処分」という厳しい規則がある。安全運転に徹してほしい。(M)