【北斗】26日の北海道新幹線開業を前に、新函館北斗駅前のレンタカー会社2社が18日、営業を開始した。同駅前に店舗を構える他の5社も開業日までに順次開店する予定で、観光客を迎える準備が本格化してきた。
営業を始めたのは「駅レンタカー新函館北斗営業所」と「日産レンタカー新函館北斗駅前店」。両店は一つの建物に同居し、共同で店舗を運営する。この日は店内で開所式が行われ、関係者がテープカットなどをしてオープンを祝った。
駅レンタカーを運営するジェイアール北海道レンタリース(札幌市)の佐藤克彦社長は「開業日の26日は35件の予約が入っており、出だしは好調。運賃が割引となる、新幹線とレンタカーのセット商品の売り込みを強化したい」と意欲を見せる。
日産レンタカーを手掛ける日産カーレンタルソリューション(横浜市)は新幹線開業記念として、4月下旬まで全車種の料金を1000円割り引く。中川一夫社長は「函館市内の営業所2店と合わせ、常時約150台を用意。夏場の需要に期待したい」とする。
この日は開業記念として無料で新幹線カラーのラッピング車を利用できるとあって、早速旅行客らが営業所を訪れた。札幌市の会社員、滝本莉加さん(30)と中野真樹さん(36)は「五稜郭までドライブを楽しみたい。新幹線開業はとても楽しみです」と口をそろえていた。(山田大輔)