北海道エアシステム(HAC)は7月23~25日、函館―旭川間でチャーター便を運航する。北海道新幹線開業で観光客の増加が見込まれることから、陸路と空路を組み合わせた旅行商品の貸し切り便として1日1往復する。
同社は7月下旬から3週間、三沢空港(青森)の工事に伴い、丘珠―三沢線を運休する。機材繰りに余裕が出ることから旅行会社に利用を提案した際、新幹線と航空機で道内を周遊するプランを造成したいというニーズが寄せられたことを受けて運航が決まった。
函館―旭川間の運航は、需要低迷で定期便が運休して以来約1年半ぶりとなる。市港湾空港部は「今回を契機として、旭川線のみならず、他地域へのチャーター便就航につながることを期待したい」としている。(山田大輔)