モノづくりを楽しむ「技能フェア」(函館技能士会など主催)が12日、ポリテクセンター函館で開かれた。本箱づくりや折りたたみ踏台づくりなどが行われ、大勢の親子連れでにぎわった。
第34回技能士と市民のつどいとの共催で、モノづくりの楽しさや技能の重要性を感じてもらおうと毎年この時期に開催している。
今年は建築技能士会による折りたたみいすづくりや、塗装部会による本箱・マガジンラックの塗装、ポリテクセンター函館によるLEDイルミネーションづくりなどが行われた。このうち、本箱づくりのブースでは、子どもたちがプロの職人から手ほどきを受けながら、金づちで慎重に釘を叩きながら自分だけの作品づくりに熱中していた。
折りたたみの踏台づくりに挑戦した函館日吉が丘小学校4年の高橋秀太朗君(10)は「ねじを回し込む作業が難しかったけど、楽しかったし踏台が完成してすごくうれしい」と笑顔だった。(野口賢清)