函館市内で飲食店を展開するサンズラボ(浅水耕太社長)はこのほど、1日5組限定のジンギスカン店「名前はまだ無い。」をオープンした。同社が運営するラーメン店「海老麺総本家地元家」(亀田町14)の営業終了後に形態を変え、道内でも珍しい塩ジンギスカンを提供。同店は「函館の塩文化を発信できる店にしていきたい」としている。
塩はコンブ塩と香草入りの2種類を使用。一度も冷凍されていない生ラムの肩ロースを通常よりやや厚い8ミリにカットし、特製のネギ塩だれに漬けた「特選函館塩ネギジンギスカン」(1人前790円)が一番人気で「あっさりとしていて飽きずに何枚でも食べられる」と評判という。このほか、骨付きの「ラムチョップ」(同850円)や海老麺(830円~)なども提供している。
4月29日のオープン以降満席が続いており、今月20日ごろまで予約でほぼ埋まっているという。現在は仕込みなどの関係で1日5組の完全予約制としているが、将来的には10組程度まで対応していきたい考えだ。同店の矢田項一マネジャーは「地元の方々に愛される店を目指し、ゆくゆくは塩ジンギスカンを函館の名物にしていきたい」と意気込んでいる。
営業時間は午後6~9時。月曜定休。予約は同店(☎0138・85・6661)へ。(金子真人)