ダスキン(大阪府吹田市)が展開するミスタードーナツ(ミスド)の道内1号店となる函館五稜郭ショップ(函館市本町)が5日、オープンから50周年を迎えた。同店を含む市内4店舗では「函館進出50周年感謝祭」と題した合同企画を9日まで展開し、同店のみ、スタッフが開店当初の制服を着て接客する。
同店は1973年10月5日、パン製造販売のキングベーク(亀田本町、坂本欣也社長)が運営するフランチャイズ店舗として道内初出店。本町の中心部という立地の良さから、学生から高齢者まで幅広い世代の市民が訪れ、観光客らも多く来店。店内利用客やテークアウトでドーナツを購入する人で連日混雑している。
感謝祭では、9日までに同店、亀田本町ショップ(亀田本町)、函館本通ショップ(本通2)、函館赤松街道ショップ(桔梗3)のいずれかでドーナツを購入すると税込み165円以下のドーナツ1個を無料でプレゼントするチケットを進呈。各店先着2000人、購入金額にかかわらず1人1日1枚とし、なくなり次第終了。10日から11月末までの間、市内4店舗のみで利用可能。
キングベークミスタードーナツ事業部の福島新悟部長は「キングベークも今年で創業94年目を迎えた。ミスタードーナツとともに100年企業を目指してまい進していく」と話している。
このほか、ミスドの人気商品のポン・デ・リングが発売開始から20年、フレンチクルーラーが50年、飲茶が30年(函館では非売)を迎えるのを記念し、11日から新商品「ミスドの汁そば」(税込み270円)をテークアウト限定で発売する。市内4店舗でも購入可能。(長内宏人)