老舗洋食レストランの五島軒(函館市末広町、若山豪社長)は14日から、フランス料理の技法を駆使した塩ラーメン「五島めん」の提供を始める。昨年、五稜郭タワー店で完売が続出した人気企画の第2弾。今年は本店でも提供を開始し、スープや麺にさらなる改良を加えた。4月15日までの期間限定。
「フレンチの技術をラーメンに横展開する」という若山社長の発想から生まれた一杯は、主力商品のカレーやポタージュにも使われる伝統の「鶏ブイヨン」がベース。弱火で数時間かけて煮込んだスープに、七飯町産「王様しいたけ」と南茅部産真昆布の旨味を凝縮させた。
最大の注目点は、本店限定の「本店仕立て」だ。鶏ひき肉などを用いてスープをこす「クラリフィエ(澄ます)」という技法を採用。雑味を徹底的に取り除き、究極の透明度と深いコクを両立させた。
また、タワー店では、新たに南茅部産の「ビストロ昆布」をトッピング。食べ進めるごとに昆布が麺に絡み、味のマリアージュを楽しめる。
麺は両品とも昨年の課題だった「スープへの絡み」を改善するため、道産小麦のオリジナル太麺を使用。力強いスープに負けない食感に仕上げた。若山社長は「観光が落ち込む冬の函館を、西部地区の飲食店と共に盛り上げたい。洋食店ならではの挑戦を味わってほしい」と語り、西部地区でラーメン巡りなどの企画も考えているという。
今月は選挙の「投票済み証明書」持参で割引きとなる「選挙割」も両店で実施する。本店はディナー、タワー店はランチタイムに提供。いずれも数量限定で、本店は1870円(税込み)、五稜郭店は1430円(同)となっている。(横山蔵利)



