• 9/13
    函新ウイークリーレビュー
  • 9月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 求人情報
    総務経理スタッフ

広沢さん優勝 ジャーニーラン、49人が210キロ完走

 渡島、桧山の南西部210キロを走る「第1回道南ものがたりジャーニーラン」(NPO法人スポーツエイド・ジャパン主催)が23~25日に開かれた。函館を出発し、松前、江差などを回ってゴールの木古内を目指すレースで112人が出場し、49人が完走。横浜市の会社員、広沢志保さん(50)が25日午前1時48分に26時間48分30秒のタイムで初代の大会優勝者となった。
 道南初開催のレース。23日午後11時に五稜郭公園をスタートし、国道228号を主要ルートに渡島西部から江差に向かい、上ノ国経由で制限時間となる25日午後2時まで(39時間以内)にゴールに設定された木古内の「ビュウ温泉のとや」を目指した。選手はスマートフォンでチェックポイント(12カ所)到達を自己申告する仕組みで、8カ所のエイドステーション(AS)が設けられた。
 優勝した広沢さんは7月に青森県で開かれた「第8回みちのく津軽ジャーニーラン」の266キロ部門で優勝したばかりで、津軽海峡両岸の覇者となった。ゴール後も終始笑顔で「津軽を走って龍飛崎(青森県外ケ浜町)から向こう側も走りたいと思っていた。優勝は狙ってなかったのでびっくり」と喜んだ。ほどよい起伏のあるコースと景色を満喫したとし、「暑かったがいい風が吹いていて助かりました。江差では夕日がきれいでした」と話した。
 レースでは日中は強い日差しもあり、日傘を差して進む姿もあった。25人のスタッフが通過見込み時間帯に合わせてASを開設するなど、夜通しで支えた。「ジャーニー」が示す旅の要素もレースの魅力で、選手はコース途上の観光スポットを写真に収めたり、一部のASでは松前の漬けマグロ丼、江差のニシン丼といったご当地食も用意された。
 弘前市で5月に初開催した6日間の総走破距離を競う大会で女子優勝を果たした東京都の主婦、鍋島由香里さん(52)は「地元の人たちの応援が優しく、海にも癒やされる。(長距離レースは)仲間意識が生まれ、達成感がある」と話していた。熊本市の薬剤師、小場佐雅浩さん(63)は「独特の海の感じや九州の険しい海岸線と違う雰囲気の中を走ることができてうれしい」と話した。盛岡市から参加した朝日新聞社の「ランナー記者」、小幡淳一さん(54)は「景色も良く道南の良さを感じた。スタッフの準備は大変だったと思うが楽しめるいい大会」と話していた。
 主催者は来年以降もレースの継続を予定している。(今井正一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. コロナ禍前の活気戻る 亀田八幡宮の神輿渡御
      2. <アイアンマン>木古内沿線、拍手と笑顔で鼓舞
      3. 食やダンス満喫 初開催の戸井まつりにぎわう
      4. <アイアンマン>菊地亜美さんも応援
      5. 過酷なレース、熱い声援 アイアンマンジャパンみなみ北海道
      6. <アイアンマン>グルメイベント盛況 レース後選手も続々来場
      7. リハビリ設備充実 高橋病院移転、竣工式
      8. <アイアンマン>沿道も全力、鉄人後押し
      9. 企業探訪/函館機械工業
      10. 日吉町のケアプランセンターで運営基準違反 新規受け入れ停止

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      9月17日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト