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荒井三津子さん・暮らしのパレット/「立春」

 節分は立春前夜である。義母は立春を一年の始まりだといい、立春も、その前夜の節分も大切にしていた。とはいえ節分は豆まきをするくらいで、特別な料理を作るわけではなかった。
 今は節分と言えば恵方巻きだが、私の調査では1989年、広島のあるコンビニで販売されたのが最初のようだ。その後関西エリアで販売され、98年に全国販売が始まった。10年ほど前、恵方巻きや縁起についての論文を書いて以来、この時期は毎年いろいろなところから取材がある。
 今年は九州のテレビ局から電話があった。正確な起源が知りたいと言われたが、コンビニ以前の歴史には不明点が多いことを伝えた。関西のお寿司屋さんや海苔業界が節分には海苔巻きを食べようというキャンペーンをした古い記録はある。子どものころ節分に海苔巻きを食べた記憶があるという関西の友人も何人かいる。
 だが、それらは恵方巻きという呼び名ではなかった。恵方巻きという名前で、縁起の良いイベントとして全国区になったのはやはり90年代後半からだと言ってよさそうだ。どうであれ、文化は生まれ、人々に評価されながら独自に成長する。クリスマスもバレンタインデーもプレゼントやチョコレートを媒介として定着した。
 さて立春近し。義母は立春で嫌なこともつらいことも全部消えて暮らしが刷新されるのよと、毎年その日を祝った。確かに日は長くなる。世の中は想像しいが気持ちを明るく持って暮らしたいものだ。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット











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