保護猫との触れあいや譲渡の場を提供する「保護ネコハウスChaCha(チャチャ)」(函館市湯川町1)は7日、営業を再開した。当面は来店客の密集を避けるためにフリータイムを中止し、1時間コースのみの予約制とする。
同店は、路上などに捨てられていた猫たちを動物保護団体から預かり、触れ合いを楽しんでもらいながら、飼い主を見つける場をつくっている。常時約20匹が店内で自由に過ごしており、昨年1月の開店から約40匹を譲渡している。
春は猫の繁殖期で、現在は生後1~2カ月の子猫16匹を預かっている。同店は緊急事態宣言を受け、4月20日から営業を自粛していたが、子猫を希望する人が多く、成長するほど譲渡が難しくなっていくため再開を決めた。
池田仁美代表は「営業再開は悩んだが、今は保護する猫が最も多い時期。一度に店に入る人を6人程度までに制限するなど、できる限りの感染予防対策をして保護猫の譲渡を進めていきたい」と話している。
金曜定休、時間は正午~午後6時。1時間1100円(1ドリンク付)。予約は同店(0138・36・5120)へ。(金子真人)