函館市谷地頭町の函館八幡宮(川見順春宮司)で2日、北海道和種馬(ドサンコ)が境内の石段を駆け上がる「騎馬参拝」が行われた。今年の干支(えと)「午(うま)」の勇壮な姿を見ようと市内外から訪れた参拝者が注目する中、4~10歳の4頭は騎乗者から「ハイ、ハイ」と声を受け、134段を力強く登り切った。
東山町の「函館どさんこファーム」(池田賢治代表)がホーストレッキングの安全祈願と、ドサンコの歴史や文化を知ってもらおうと1999年から実施している。今年は池田茂会長(72)と孫3人の計4人が騎乗。馬上から矢を的に射る流鏑馬(やぶさめ)などで着用する武者装束に烏帽子(えぼし)姿でまたがりスタート。ゆっくりとしたペースで拝殿前へ向かい、到着後におはらいを受けた。
池田会長は「60年に1度の丙午(ひのえうま)という良い年回りに携われたことは幸運で、見に来られた皆さんの幸せを祈り騎乗した。北海道開拓に貢献したドサンコ、神社の風景に合う騎馬参拝を絶やさないようにしていきたい」と話した。
孫で札幌市の大学1年、日角陸磨さん(19)は今年3回目の騎乗。「人が多くて心配したが、参拝者の健康第一を願いながら無事馬を進めることができた。祖父の大きな背中を乗り越え、伝統行事を続けたい」と意気込みを語った。(山崎純一)



