函館市は8日、今年度新設した市移住サポーター制度で、市内在住のサポーター4人を委嘱した。市内への移住・定住を促進するのが狙いで、移住希望者からの相談対応や情報発信、移住者向けセミナーへの参加などを行う。任期は2026年3月末まで。
委嘱を受けたのは南茅部地域おこし協力隊員の田胡直子さん(45)=群馬県出身=、主婦の津熊智江さん(71)=広島県出身=、ジビエを扱う会社「熊鹿庁」代表の北條壮史さん(31)=神奈川県出身=、不動産業の八木野創太さん(30)=新潟県出身=で、大泉潤市長が委嘱状を手渡した。
田胡さんは「3年の任期後は南茅部に定住しようと考えている」、津熊さんは「第二の人生を函館で暮らすためのお手伝いがしたい」、北條さんは「熊鹿庁、椴法華地区のまちおこしグループ『ライズマン』、移住サポーターの三足のわらじで頑張りたい」、八木野さんは「西部地区に住んでおり、街並みの魅力を伝えられたら」と抱負を話した。
市長は「強い思いを持って函館に来て、独自の活動を行っていることに感激している。何か新しいことが始まる気がしてくる。移住したい人の橋渡し役をお願いします」と励ました。
市によると、任期中は4人で活動し、活動は無報酬。(山崎大和)