函館労働基準協会(村瀬充会長、会員320)の創立50周年記念式典が23日、ロワジールホテル函館で行われた。84人が出席して節目を祝い、一層の発展を誓った。
同協会は1953年に前身の労務研究会が発足。北海道労働基準協会函館支部を発展的に改組し、66年7月から現組織に。半世紀にわたり、地域における労働条件の合理化や労災防止、安全づくり、企業の発展にも向けて関係機関と連携し、各種講習会などを展開している。
式典で村瀬会長は「発展には会員増と講習会受講者増が不可欠。労働環境の変化や事業者のニーズへの対応、安全衛生活動の必要性を啓もうしていくことが必要。これらを踏まえた活動により、10年、20年、さらには50年と発展していくことを確信している。50周年を迎えられたのは、会員と関係機関、団体のおかげで、今後もご指導いただきたい」とあいさつした。
山谷幸雄函館労働基準監督署長が祝辞を述べた。協会の発展に寄与した法人と団体、個人に感謝状が贈られたほか、元函館労基署長の村井和代さん(函館市出身)が記念講演した。祝賀会も行われ、終始和やかな雰囲気に包まれた。(田中陽介)