市立函館保健所は2日、函館市内で新たに10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、1月31日~2月1日にかけて市内医療機関で入院患者6人の感染が判明し、同保健所は市内9例目のクラスター(感染者集団)と認定した。市内での感染者数は累計460人となった。
同保健所によると、新規感染者は20代男性、30代男性2人、女性1人、40代男性1人、60代男性2人、女性1人、70代男女2人。このうち9人はすでに感染が判明している市内患者の接触者。30代男性1人は感染経路不明。また、新たなクラスターが発生した医療機関について、濃厚接触者が特定され、外部との接触の可能性が低いことから、病院名を非公表としている。
クラスター関連では、市日乃出町の救護施設「明和園」で新たに3人(累計56人)、函館少年刑務所で3人(同13人)の感染が確認された。濃厚接触者は特定済み。
1日の市衛生試験所または市内医療機関でのPCR検査で陽性が判明。軽症か無症状。3人は市内医療機関へ入院、7人は市内宿泊療養施設などへの入所を調整している。海外渡航歴や流行地への旅行歴はなく、濃厚接触者は現在調査中。