道は15日、北斗市内の福祉施設運営会社「魅力」が運営する「小規模多機能ホームらしさ七重浜」(七重浜2)で、計10人(職員4人、利用者6人)のクラスター(感染者集団)を認定したと発表した。同社の別の2施設でも既に計24人のクラスターが発生しており、合計34人となった。北斗でのクラスターは3例目。
道によると、12日にらしさ七重浜の職員1人が陽性と判明。これを受け職員16人、利用者28人の全員にPCR検査を実施したところ、40歳代~90歳代の10人の感染が分かった。いずれも無症状または軽症。
施設では宿泊サービスは継続しているが、通所サービスは13日に休止した。職員の一部がクラスターが判明した「地域共生ホームらしさおむかいさん」「小規模多機能ホームらしさ久根別」との往来があったという。
また、道の発表では、渡島管内で新たに15人の感染を確認。内訳は10~90代の12人と年代非公表の3人で、男性5人、女性7人、性別非公表3人。このうち6人が北斗市居住、1人が松前町居住を公表している。(山崎大和)