市立函館保健所は19日、市内居住の20代~60代の男女14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。日別の感染者としてはこれまでの7人を大きく上回り、過去最多となった。市内での感染確認は計50人となった。
同保健所によると、14人はいずれも軽症で道南の医療機関に入院中。このうち、11人は飲食店で発生したクラスター(感染者集団)による患者の濃厚接触者で、3人は感染経路不明。14人に海外渡航歴はなく、それぞれの濃厚接触者は調査中。
感染者には40代の市職員男女各1人も含まれ、男性は都市建設部建築行政課、女性は環境部日乃出クリーンセンター勤務。2人とも窓口業務は担当していない。
市は、建築行政課の窓口業務を20日まで休止。同課が入る市役所本庁舎3階の一部を閉鎖する。まちづくり景観課と都市計画課を訪ねる際は、8階第2会議室を訪れるよう呼び掛けている。