市立函館保健所は17日、市内在住の20~40代の男女7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。7人のうち3人は、15日に判明した6人のクラスター(感染者集団)が発生した店舗の利用者。日別の判明数としては最多で、市内での感染確認は計34人となった。
函館市は17日、クラスターが発生した店は酒を提供する飲食店であることを明らかにした。
この飲食店の利用者で、新たに感染が分かったのは20代男性2人と30代男性会社員1人。30代男性は14日に味覚、嗅覚障害の症状、20代男性のうち会社員の1人は同じ症状に加え37度台の発熱、頭痛があった。この2人は軽症で会話可能。20代の他の1人(職業非公表)は無症状。
また、クラスター感染者の濃厚接触者だった20代男性会社員と30代男性(職業非公表)の感染も判明。20代男性は、12日に38度台の発熱やせき、だるさの症状があり、現在は軽症で会話可能。30代男性は無症状。
20代と40代の女性各1人はともに飲食業で、道内患者の濃厚接触者。20代女性は11日に37度台の発熱とのどの痛み、40代女性は15日に発熱と悪寒、頭痛の症状が現れた。いずれも軽症で会話可能。
7人はいずれも16日の市衛生試験所の検査で陽性が判明。17日に管内の指定医療機関に入院した。海外渡航歴や流行地への旅行歴はない。濃厚接触者は調査中。