中国の旧正月「春節」開始(25日)に合わせ、函館日中友好協会(東出隆司会長)は26日、函館市青年センターで「春節聯歓(れんかん)会」を開いた。会員や市内在住の留学生ら約60人が、水ギョーザを作りながら、友好を温めた。
毎年恒例の行事。中国北部などでは家族や親戚が集まり、ギョーザを作って食べる習慣がある。この日は、ギョーザ用のひき肉約7キロを用意した。
留学生約30人はセンターに訪れると、日本語で「あけましておめでとう」を意味する「新年好(シンニェンハオ)」とあいさつ。会員らと談笑しながら、みじん切りにしたニラやハクサイ、ショウガなどを手作りの皮に包んで次々と完成させた。夕方には交流会があり、全員で出来たての水ギョーザを味わった。
中国東北部のハルビン出身で、道教育大函館校に昨年から留学中の沙恒心(シャ・ヘンシン)さん(21)は「みんなと会話しながら作ることができ、とても楽しかった」と笑顔で話した。(山田大輔)