函館市松陰町の学習塾「個別指導Q」(笠木誠塾長)が日本速脳速読協会が主催する「速読甲子園2015」(第11回全国速読・速解力コンテスト)の団体戦で、参加した全国1189教室中1位に輝いた個人戦でも各部門で塾生ら22人がベスト8入りを果たした11月1日に早稲田大学大隈講堂を会場に表彰式が行われる
同塾は2010年に開設し、13年から速読を取り入れた全170人の塾生(幼児、一般含む)のうち約110人が受講昨年開設し、80歳代の女性も受講する一般対象の「大人の速読教室」も人気だという
速読は、パソコンで、目の動きや視野を広くしたり、文章を読む速さ、理解力を鍛えるといった自己練習を繰り返す全国1800以上の教室で学ぶ他地域の受講生の成績もランキング形式で確認でき、週1回30分の受講で、読む速さだけではなく読解力も身につくという
読甲子園の団体戦は、7~9月に計算問題や同じ図形を選ぶなどのテストを実施塾内の上位生徒5人の得点合計を競い、7、8月は全国1位、9月は2位となり、団体戦総合で1位を獲得学年ごとの個人戦でも銀賞5人、銅賞3人を含む塾生が18人、インストラクター部門でも金、銅賞を含め、講師4人が入賞した
7、8月の団体戦メンバーとなり、中1部門で銅賞を受賞した函館ラ・サール中学校の山本啄斗君(13)は「たくさんの塾がある中で全国1位になるのはすごいこと毎週、記録更新を目指してやっている読解力が身について国語も好きになった」と話す笠木塾長(44)は「毎週、前回の自分を超えようという気持ちで取り組み、全体の底上げにつながった来年以降も楽しみにしている」と喜んでいた(今井正一)