【札幌】第15回東日本学校吹奏楽大会の小学校部門が11日、札幌コンサートホールkitara(キタラ)で開かれた道南から出場した北斗上磯小学校吹奏楽部と函館日吉が丘小学校金管バンドが共に金賞を獲得し、両校は喜びに沸いた
東日本の6吹奏楽連盟から代表12校が集結2番目に登場した上磯小は「太陽への讃歌?大地への鼓動」(八木澤教司作曲)、6番目の日吉が丘小は「レイク・オブ・ザ・ムーン」(K・ホーベン作曲)を堂々と熱演した
北海道吹奏楽連盟の高橋徹副理事長(上磯吹奏楽団団長)は「両校とも、道コンクールよりも成長した音色を響かせてくれた上手だった」と快挙をたたえた(稲船優香)
■上磯小
初めて金賞を獲得した2013年に続き、2度目の栄冠顧問の高橋聡教諭(54)は「子どもたちは伸び伸びと、部訓の『清力和(きよかわ)』サウンドを奏でてくれた」と興奮冷めやらぬ様子で振り返った
曲中のコーラスでは、透明感のある歌声が会場を包んだ波間冴空(さすけ)部長(6年)は「応援してくれる人たちにありがとうの気持ちを込めて吹いた言葉で表せられないほどうれしい」と達成感をにじませた
■日吉が丘小
全力を出し切った先に、最高の結果が待っていた2度目の出場で、初の金賞石橋美優部長(6年)は「金賞を取れるとは思っていなかったので、驚きとうれしさでいっぱい小学校最後の東日本大会で、良い思い出ができた」と胸を張る
表彰式後、広がる笑顔を前に顧問の寺澤春佳教諭(37)は「今回見つかった課題を直し、次のステージでも周りの支えに感謝して演奏しよう」と語っていた