【七飯】はこだてわいん(尾山政美社長)で、ワインの仕込みが最盛期を迎えているブドウの甘い香りに包まれた町内上藤城の工場では、社員が良質なワインの製造を目指し、作業に精を出している
仕込みは、例年とほぼ同時期の9月19日から開始同社が仕込みに使うブドウの大半は、厚沢部町や後志管内余市町の契約農家から届けられる
6日は、同管内仁木町の農協から届いた白ワイン用の「ナイアガラ」約7トンを作業員が、次々とベルトコンベヤーに載せていた機械で茎を取り除き、搾った果汁は醸造用タンクに貯蔵酵母を入れて約3週間発酵させた後、需要に応じて瓶詰めされる
温度管理など醸造過程の作業は、高い技術を持つベテラン社員が担当ブドウの糖度は品種や天候条件によって異なることから、細心の注意を払っているという佐藤恭介部長は「今年は日照と寒暖差の条件がそろい、例年よりブドウの品質は良い」と話す仕込みは11月上旬まで続く(山田大輔)