函館市内近郊の小学1年生から高校生まででつくる「函館ジュニア・ドリーム・オーケストラ」(阿部哲治団長)の第16回定期演奏会が27日、市民会館大ホールで開かれた友情出演の青森ジュニアオーケストラ、北美原ドリームオーケストラのメンバーらを加え、計約80人による迫力ある演奏が行われた
函館ジュニア・ドリーム・オーケストラは、青少年の健全育成や音楽活動の底辺拡大を目的に2000年に設立団員は現在21人で、バイオリン体験会の開催や青森県での演奏会などにも出演している
この日は始めに、バイオリンの初心者教室に通う8人が「ネコとバイオリン」を披露ステージ前に並び練習の成果を存分に発揮すると、温かい拍手が送られた北美原ドリームオーケストラを加えた弦楽合奏では、早川正昭の「日本の四季」より「春」を演奏し、会場を盛り上げた
最後にはチャイコフスキーの「白鳥の湖」より5曲をフルメンバーで披露し、迫力と美しさあふれる感動的なステージを作り上げた「春」でバイオリンソロを担当した成澤実玖さん(深堀中1年)は「とても緊張したが、練習よりも上手に演奏できた」と振り返り、同演奏会は有終の美を飾った(蝦名達也)