内閣府が主催する「地方創生☆政策アイデアコンテスト2019」の最終審査会の出場者が2日発表され、全国審査に進んでいた市立函館高校2年の生徒6人でつくる「『朝夜景』プロジェクトチーム」の出場が決まった。〝ファイナリスト〟に選ばれた生徒は14日に東京都内で開かれる審査会に向け、発表練習に励んでいる。
同コンテストでは学生や社会人が考えた地域活性化に向けた政策アイデアで競う。同チームは日の出前の函館山から朝焼けと夜景が一度に見られることを「朝夜景」と名付け、新たな観光資源とする地方創生プランを提案し、高校生・中学生以下の部で道経済産業局長賞を受賞した。
この結果から全国審査に進み、書類選考を通過し、同部門では全国から9組が出場する最終審査会への切符をつかんだ。
最終審査会では7分間の制限時間でアイデアをスクリーンに投影し、発表する。リーダーの久保奏太さん(17)は「提案をまとめたスライドは見やすい字体を使うなど工夫している。本番に向け、内容が聞き手の印象に残るよう、話し方の練習に力を入れたい」とし、「最終審査会では最優秀賞の地方創生担当大臣賞を目指したい」と意気込んでいる。(飯尾遼太)