人との繋がりを何より大切に
楽しく飲んで笑顔になれる料理を
昨年オープン10周年を迎えた「ウェスタンキッチン」は、路地裏にある隠れ家風の一軒。「何の店だろう?と興味を持ってもらい、楽しく食べて飲める店にしたい」と話す二川晃一店主は、九州出身の料理人から学んだ本場の料理をメインに、純国産ブランド鶏「赤鶏さつま」を使った一品や多彩な食材をサクラチップで燻す自家製スモークなど、日本酒や焼酎が進む料理を振る舞う。
味噌、しょう油、塩など4種類から味を選べる「モツ鍋」は、豚の背骨や鶏の半身などを約7時間煮込み、カツオダシを合わせた特製スープが味の決め手。コラーゲンたっぷりの鍋は、感染症対策で始めたテイクアウトでも人気で、「人が集まれない状況だからこそ、その分お客様一人ひとりと密接な時間を過ごせる」と、SNSを通じて来店者との交流を深めるなど、逆境も前向きに捉えてきた。「とにかく楽しくないと嫌なんです」と笑う二川店主は、笑顔の絶えない店を目指して腕を振るっている。
(ハコラク 2022年 3月号掲載)
ウェスタンキッチン
函館市梁川町18‐20
☎0138‐33‐6150
18:00~23:00
(予約があれば17:00~)
火曜定休 喫煙可
キャッシュレス決済利用可