厳選した海の幸の魅力を生かし
感動を呼ぶ料理を作り上げる
今年7月1日にグランドオープンした温泉リゾートホテル「函館湯の川温泉 海と灯」。1階には昼は豪華な海鮮丼、夜は寿司会席や一品料理がゆっくり楽しめる「雲波」、2階には約150種類の品目で構成するブッフェ形式で夕食が味わえる「月舟」と、道南の漁港で毎朝、水揚げされたばかりの魚や地場産野菜を、異なる趣向で提供する食事処を備える。総料理長を務める山下匡次さんは関西のホテルなどで30年近く和食と寿司、両方の腕を磨き上げてきたベテラン。兵庫県で漁業を営む家に生まれ自然と身に付いた確かな味覚、他業種の人たちとの交流から受けた刺激全てを料理に溶かし込み、訪れた人の舌も目も満足させるようなメニューを考案している。「少し贅沢な食事へ行く時に選ばれる店にしたい。要予約でお任せコースも対応しています」と山下さん。北海道の地を踏んだのは今回が初めて。新鮮な食材に感動を覚え、どんな料理に生かそうか心が弾むという。食でもてなすことを楽しみ、食べた人のうれしそうな顔を近くで見るのが一番の喜び。誰にでも知られる店を目指して真摯に仕事へ向き合っている。
(ハコラク 2021年9月号掲載)
函館湯の川温泉 海と灯
函館市湯川町3‐9‐20
☎0138‐57‐5390(代)
1F「和食処 雲波」11:30~14:30(14:00L.O)
17:30~21:30(21:00L.O)
2F「食事処 月舟」17:30~21:30(21:00L.O)
無休
禁煙 P有り
クレジットカード利用可