イスラエルの軍事侵攻によって壊滅的な被害を受けたパレスチナ自治区ガザへの思いを寄せ、たこを揚げる「パレスチナに平和と希望を 全国一斉凧(たこ)あげin函館2025」(パレスチナ函館緊急報告会実行委主催、体験塾SUMOCCA共催)が、2日、函館港緑の島(大町)で開かれた。市民約50人がパレスチナへ思いを込めてたこを揚げた。
イスラエルの軍事占領が続いた1990年代、パレスチナの子どもたちが自宅の窓からたこを揚げ、占領に抵抗したことにならい、ガザへの連帯を示すたこ揚げが昨年から全国で行われており、函館では今回が初開催。
会場ではパレスチナ国歌などが流れる中、高校生が書いた「平和」「夢」「愛」などと書かれた大だこや、パレスチナの旗をデザインしたたこ、龍をモチーフにした連だこなども揚がった。
同実行委の堀口信さん(72)は「天候の影響で1日遅れの開催となったが、無事開催できた。ガザ地区は侵攻前から封鎖されていた。和平合意はなされたが、国際支援は必要。これからも支援を続けたい」と話していた。(市丸和秀)



