函館市熱帯植物園(湯川町3)で1日、恒例のサル山温泉が始まった。飼育する40匹のニホンザルは湯に浸かって気持ちよさそうな表情を浮かべ、来場者を楽しませている。来年のゴールデンウィークまで。
温泉はサルたちが最も好むという41度に調整している。午前9時半の開園とともに湯が入れられると、待ちかねたサルたちが次々と温泉に入り、目を閉じて満足げな表情を浮かべたり、毛づくろいをしたりして露天風呂を満喫していた。
鈴木一郎園長は「サルたちも温泉を楽しみにしていたのか、数日前からそわそわしている様子だった」と話す。1日にはシンガポールの観光客がバス3台を連ねて訪れ、サルたちにカメラを向けたり、園で売っているエサを与えたりして楽しんでいた。
開園時間は午後4時半まで。年末は28日まで営業し、年明け1月2日から開園する。入場料は一般300円など。(神部 造)