函館市は福祉や産業、教育など市政の各分野で多年にわたる貢献を続ける個人や団体を表彰する新制度「函館市市民貢献賞」を創設した市功労者表彰や市文化賞に次ぐ表彰制度の位置付けで、庁内各部局が対象者を推薦し、特別職らによる選考で決定する
既存の市功労者表彰制度は対象が個人に限られ、特定分野だけではなく、多分野にわたり功績が顕著と認められる市民を表彰してきた専門分野を極めて活躍する人もいるほか、まちづくりやボランティアなど、団体として活躍している場面も多いため、新たな表彰制度を設けた
市民貢献賞は▽地方自治▽産業経済▽保健福祉▽教育文化▽市民活動-の5分野を設定各分野で功績がある団体に25年以上所属し、代表の職に10年以上あった個人、公益活動期間が25年以上となる団体が表彰の目安となる
各部局が対象を推薦し、副市長や企業局長、教育長ら特別職で構成する選考委員会で候補者を選考市長が受賞者を決める各分野ごとに毎年1、2個人・団体を表彰する
制度開始初年度となる本年度は12月1日に表彰式を予定2016年度以降は市功労者表彰が行われる市制施行記念日の8月1日に表彰する(今井正一)