食育講座とレシピ開発を手掛ける「フード・コミュニケーション」代表の高村亨さん(40)=函館市本通4=が、今年6月に設立された一般社団法人みそ汁協会(本部名古屋市)の理事として活動しているみそ汁離れに歯止めを掛け、日本の伝統的な食文化の継承に力を注ぐ道内で理事は高村さん一人で「みそ汁に親しんで、食生活を楽しんでほしい」と意欲を見せる
みそ汁協会は、名古屋のみそ卸売業「泉広」(廣井栄治社長)が中心となって設立された団体で、みそ汁の普及と振興に関わる人材の育成、和食文化の伝承、海外への普及に取り組む理事7人、監事1人の役員がおり、廣井社長が代表理事を務める
だしの専門家である高村さんが廣井社長と知り合い、だしとみそを使えばみそ汁ができる共通項から協会の立ち上げに携わった事業の一つとして、協会認定資格「みそ汁コーディネーター」(1~3級)を予定しており、高村さんは会員を募って資格取得講座の開催を担当今後、道内でも受講できるよう準備を本格化させる
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されており、高村さんは「みそは日本のソウルフードであり、和食文化の基本みそ汁は子どもからお年寄りまで気軽に作って食べられる料理なので、ぜひ日常生活に取り入れてほしい」と話す
みそ汁に使うみそ、だし、具材は各家庭・調理者によって千差万別そして、どんな食材とも相性が良いのが魅力だ「忙しいときに野菜を多めに入れることで、みそ汁が立派な一品料理になる」とアピールする
協会に関する情報はホームページ(http://www.misoshiru.co.jp/)で閲覧できる問い合わせは高村さん(TEL090・1645・0261)へ(山崎大和)