多彩な実験やワークショップを楽しみながら科学と社会の関わりを考える「はこだて国際科学祭2015」(サイエンス・サポート函館主催)が、8月22日から同30日まで函館市や七飯町の12会場で開かれる「みんなの環境もんだい環境って、なにが『問題』なんだろう?」をテーマに企画展や科学屋台などのプログラムを繰り広げ、入場者数は延べ1万2千人を見込んでいる
2009年から毎年開催科学祭に先立って行うプレイベント(7月20日~8月16日)も含め、プログラムは過去最多の33に拡大したさまざまな視点で環境問題を捉えるパネル企画展のほか、短時間で楽しめる科学の体験展示「科学屋台」では、縄文人にならい、植物から繊維を取り出して縄を作るなど9つのブースを設ける
また、野生動物との共存方法を考える「サイエンスダイアログ」、木質バイオマスや大沼の自然についての講演「科学夜話」など大人が対象のイベントもある
北海道新幹線の開業に合わせ、関連したプログラムも実施メーン会場となる五稜郭タワーアトリウムでは、函館工業高等専門学校の演劇愛好会による「銀河新幹線の夜明け」の上演や、新幹線の走行の仕組みや形の秘密などを伝える科学屋台が行われる
サイエンス・サポート函館の美馬のゆり代表(公立はこだて未来大教授)が11日に概要を発表「環境について、身近にありながら知らないことがたくさんある科学祭を通し、課題や自分たちにできることを考えられる機会にしたい」と意気込む
各イベントは一部を除き無料事前申し込みを要するプログラムの申込方法などは7月上旬に発表する予定詳細は公式ウエブサイト(http://www.sciencefestival.jp/)へ(稲船優香)