2016年3月の北海道新幹線開業に向け、JR北海道などは11日、新函館北斗?新青森間でレールの異常などを調べる検査車両「Easti(イースト・アイ)」の試験走行を始めた白と赤でカラーリングされた車両が青函トンネルを抜け、道内に初めて姿を現した開業後は新幹線が安全に運行するために活躍する
イースト・アイはJR東日本が保有する特殊車両東北、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線でレールの検査を行っている今回の試験走行ではJR北海道が借り受けた6両編成で、レールや電力系統の状態をセンサーで感知する仕組み同じ検査車両では東海道・山陽新幹線の「ドクター・イエロー」が有名
この日は午前1時50分ごろ、新青森駅を出発走行しながら軌道や信号、通信設備に支障がないかを確認した青函トンネル内などでは最高速度140キロ、木古内からは260キロに上げたという同2時55分ごろ、新函館北斗駅に到着その後は七飯の総合車両基地でも確認作業を行い、同4時20分に終了した
12日は未明に新青森駅に向けて出発する(松宮一郎)