函館市は8日、中国東方航空(上海)が山東省青島(チンタオ)市と函館を結ぶチャーター便を7月3日から8月28日まで週2便、計17往復を運航すると発表した同社の乗り入れは、今年2月に杭州市からのチャーター便を運航して以来初日の7月3日は中国国際航空による北京と函館を結ぶ国際定期便の就航が予定されており、観光トップシーズンも中国人客でにぎわいを見せそうだ
市港湾空港部などによると、使用機材は154人乗り(A320)青島は北京の南東約550キロに位置する港湾都市で、人口は約770万人同国内の旅行サイトによると、函館到着後、札幌や富良野、小樽、登別を経て、函館から青島に帰国する5日間の旅行商品が紹介されている
運航スケジュールは毎週火曜、金曜日の週2便で、函館には午前10時15分に到着し、同11時45分に青島に向かう同社東京支社は「円安の影響もあって、訪日観光の需要が高まっており、ほぼ満席になると思う」とし、グルメや自然景観を目的にする旅行者が多いという
市は今後も中国からの国際路線は拡充が見込めることから、7月に工藤寿樹市長ら官民トップが北京や天津、上海を訪れ、観光客誘致活動を予定する市港湾空港部港湾空港振興課は「チャーター便の就航は交流人口の増加につながり、市の発展にも寄与する函館空港の国際線の利用拡大に努めていきたい」としている(今井正一)