道南ブランド「さぶりメロン」の初競りが8日、函館市青果物地方卸売市場であった最高値は森町産特秀2玉の5万円で、7年連続で同額上品な甘みと果汁感が人気で、市内のスーパーや専門店に並んだ
厚沢部町の「さぶ」と森町の「り」から命名、販売は今年で8年目両町の20戸が栽培する赤肉メロンの中から糖度15以上、1玉重量1・9キロ以上、容姿やネットの張り具合が良好なものが、さぶりとなる
この日は森産5ケースが競りにかけられ、秀2玉4ケースも2万円で取引された落札した丸上青果(西桔梗町)の豊嶋敦果実担当課長代理(42)は「競り前から『どうしてもほしい』と注文が入っており、年々認知度が高まっている今年も品質が高く、どの玉を選んでも安心感がある」と話した
出荷者の一人、森町白川の中澤秀樹さん(39)は「糖度は間違いないので、ぜひ食べてほしい」と笑顔を見せた赤肉メロンの出荷は森が7月まで、8月から厚沢部産にバトンをつなぎ10月まで続く(山崎大和)