函館市小学校生活指導研究協議会(会長・松浦宏函館大船小校長、会員44校)は27日、各家庭や店舗を回って菓子をもらう七夕祭りへの子どもたちの参加自粛を求める文書を会員校に送付した。新型コロナウイルス感染防止の観点からの呼び掛けで、各校から保護者らにも通達された。
同協議会は、校外生活の約束事や長期休業中の過ごし方などについて検討し、生徒指導に生かしている。七夕についても毎年各家庭や商店などを回る際のマナーなども提示している。
今回は同協議会の役員で話し合い、感染リスクを高める行動は控えてもらおうと自粛を呼び掛けた。一方で、ササ飾りを飾ったり、短冊に願い事を書くなどの行為は自粛対象としていない。
文書は市立43校と道教育大附属函館小に送付された。松浦会長は「行事の中止が相次ぐ中で自粛を求めることは心苦しいが、子どもたちや訪問先の安全を確保するためにもやむを得ない。自粛をお願いしたい」と話している。(小杉貴洋)