函館どつく函館造船所(函館市弁天町)の今年最後の進水式が13日、同造船所で行われた。約300人が見物に訪れ、パナマの海運会社が発注した新造船「レミーエンタープライズ」(2万1550トン)の雄姿を見守った。
同造船所が名村造船所(大阪市)と共同開発した全長約180メートル、幅30メートルのばら積貨物船「ハイバルク34E」の26隻目。9月下旬から製造を進めており、来年1月に船主に引き渡される。
進水式では、白、青、赤の3色に塗装された鮮やかな船が海へと進み出し、豪快に水しぶきを上げながら水に入ると、観客から大きな歓声が沸き起こった。母と訪れた函館市吉川町の林拳吾ちゃん(2)は「とても大きな船でかっこ良かった」と笑顔を見せていた。(金子真人)