★ひとり親家庭、家計の厳しさ浮き彫り(12日) 函館市は、ひとり親家庭の経済状況や生活環境などを調べたアンケートの結果を公表した。現在の家計について赤字と答えた世帯は48・2%に上り、黒字の9・4%を大きく上回った。また1年前より悪くなったと答えた世帯も6割超と多く、新型コロナウイルスの影響が更なる経済困窮につながっている実態が浮き彫りになった。
★博物館企画展、コロナ禍で伸び悩み(12日) 市立函館博物館(青柳町、函館公園内)で開催中の企画展「大船・垣ノ島遺跡と世界遺産」(26日まで)の入場者が6月26日の開幕から今月5日までの63日間(休館日を除く)で計2714人となった。新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、来館者数は伸び悩んでおり、昨年度の企画展「津軽海峡北岸の縄文遺跡」(全86日間)の5009人を下回る見込み。
★函館市ふるさと納税、好調に推移(14日) 応援したい自治体に寄付ができる「ふるさと納税」の函館市への2021年度8月末時点までの寄付額(速報値)が1億3617万円となった。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要が顕著だった昨年度同時期の2億2834万円には及ばないが、おととしと比較すると約2倍で推移している。
★ワイン仕込み始まる(14日) はこだてわいん(七飯町上藤城、佐藤恭介社長)で13日、ワインの仕込みが始まった。春先から天候に恵まれたことで例年より1週間ほど早いスタートとなり、社員らはブドウの香りが漂う仕込み棟で作業を進めている。
★ワクチン接種率1回目51・5%に(15日) 函館市議会は14日、一般質問が始まり、5氏が登壇した。新型コロナウイルスのワクチン接種率について、大泉潤保健福祉部長は「今月12日時点で1回目が51・5%、2回目が44・1%で、順調に進んでいると認識している」と述べた。また、市立函館病院で「抗体カクテル療法」を使った治療に着手していることを明らかにした。
★堀川郵便局が自由市場の商品カタログ作成、顧客開拓の一助に(15日) 函館堀川郵便局(角田直樹局長)はこのほど、函館赤十字病院(堀川町6、平田康二院長)の職員の慰労企画用に、はこだて自由市場(函館市新川町1)の商品カタログを作成した。郵便局が仲介役となって市場の顧客開拓につなげた一例で、「郵便局の地域貢献の新たな手法として広めたい」としている。
★新幹線札幌延伸時の並行在来線、全想定で赤字に(16日) 函館市議会第3回定例会は15日、一般質問を続行。北海道新幹線の札幌延伸に伴いJR北海道から経営分離される函館線(函館―小樽間)について、柏弘樹企画部長は、道が実施した収支予測調査の内容を公表。函館―長万部間を全線第三セクター鉄道とした場合、初期投資に317億円、開業後30年の累計で944億円の赤字。全線バス転換した場合は初期投資に37億円、同130億円の赤字。函館―新函館北斗間を第三セクター鉄道とし、残りの区間をバス転換した場合は初期投資161億円、同565億円の赤字になることを示した。
★ご当地カックー登場(16日) 世界文化遺産登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」のPRに生かそうと、「縄文DOHNANプロジェクト」(山田かおり代表)は、道内唯一の国宝の中空土偶を模した同プロジェクトのオリジナルキャラクター「カックー」のご当地版の製作を進めている。第1弾は漁師にふんした“南茅部カックー”。山田代表は「さまざまな場所にご当地カックーを広げ、縄文の魅力発信につなげたい」としている。
★ブリたれカツ、学校給食に登場(17日) 函館産ブリの消費拡大を図ろうと、函館の小学校10校の給食に新ご当地メニュー「函館ブリたれカツ」が登場した。15日には、函館千代田小(高村幸子校長、児童69人)で児童がブリたれカツをパンに挟み、バーガーのようにして堪能した。
★イルミ発映画「自宅警備員と家事妖精」、11月20日公開(17日) 函館港イルミナシオン映画祭から生まれた7本目の長編作品「自宅警備員と家事妖精」(藤本匠監督)の劇場公開日が11月20日に決まった。函館ではシネマ太陽函館で上映を予定。国重要文化財の遺愛学院旧宣教師館(通称・ホワイトハウス)をはじめ、市内各所で撮影された映画を通じて函館の魅力を発信する。
★感染者減少も警戒続く(18日) 函館市内の新型コロナウイルス新規感染者数は、10~16日の週は計71人で、前週(3~9日)の計109人を38人下回った。一方、18日に始まるシルバーウイークでは流行地との往来に伴う陽性者増加も懸念されることから、市立函館保健所は感染予防の徹底を市民に訴えている。
★今夏の猛暑、熱中症搬送増える(18日) 函館市消防本部がまとめた今年7~8月に熱中症の疑いで救急搬送した件数は計89件(速報値)と、前年同時期の2・5倍となった。また、道南の各消防本部でも昨年に比べわずかに増加。7月中旬からの急激な気温上昇が要因とみられる。