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函館サーモン今年度初水揚げ 出荷量大幅増へ好スタート

 函館市漁協の下部組織、函館サーモン部会が函館漁港(入舟町)内で養殖するトラウトサーモンの今年度初水揚げが28日に行われた。この日は昨年11月から養殖されてきたサーモンのうち、3キロを超える約550匹が捕獲され、その場で血抜きし氷水でしめた後、水産会社に運ばれ加工処理が施され市内のスーパーや飲食店に出荷された。30日には「函館サーモン」のブランド名で店頭に並ぶ予定。総出荷数は昨年度の4000匹から9000匹に増える見通し。
 同漁協では天然魚の不漁により漁業者を取り巻く環境が厳しさを増す中、育てる漁業に活路を見出そうと2021年にトラウトサーモンの海面養殖に着手。初年度は400匹からスタートし、22年6月に200匹を初水揚げた。
 2年目の22年度は前年の10倍以上となる約5000匹を生けすに放ち、約9割の4500匹が成育。3年目となる昨年は生けすの数をこれまでの3基から6基に倍増し、約1万1000匹を育成。厳しい冬の寒さを超え、約9000匹が見事に育ったという。
 同部会リーダーの松川雅樹さんは「質の良いサーモンを育てるために、与える餌に徹底的にこだわり、今年度は初めて餌にイカパウダーを混ぜてみた。確実に食味がアップしているはず」と自信をみせる。また「おととし、昨年と全体の収量が少なかったので消費者に迷惑を掛けたが、今年は毎週1000匹程度を出荷できるので、多くの市民や観光客に函館サーモンを身近に味わってもらえるはず」と話す。
 同部会は今後も生けす6基体制で養殖を継続する予定。松川さんは「函館港のスペースを考えると満足のいく品質管理ができるのはこれが限界。函館サーモンの評判を聞いて本州などからも取引の話が来ているが、質の高さを維持するため現状の養殖体制ををしっかり維持し、地元への供給を優先していきたい」としている。(小川俊之)










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