自民党の小林鷹之政調会長は3日、函館市を訪れ、漁業や経済団体関係者らと懇談した。漁獲枠を超過し、小型船による漁の停止命令が出されたスルイメイカ漁に関し、函館市漁協の瀧川久市組合長から漁業者の苦境が伝えられ、漁獲枠の拡大などを求める要望書を受け取った。
  懇談には向山淳衆院議員や大泉潤市長、函館商工会議所の久保俊幸会頭、水産団体、大学関係者らが出席し、非公開で行われた。
  瀧川組合長から要望書を受け取った小林氏は「北海道の漁業者は厳しい状況に置かれている」と理解を示した上で、「政権与党として最大限の支援ができるようにしっかりと考えていきたい」と述べた。
  懇談に先だって、小林氏は函館どつく(弁天町)を視察。高市政権が重要産業の一つに位置付ける造船業の世界シェア拡大や生産能力増強に向け、同社や親会社の名村造船所のトップと意見交換した。(松宮一郎)
						
		
					
  				


